”時間の差”が独自ポジションのコツ

Fri, 5 February 2016

高齢化に伴って日本の葬儀市場は年々拡大しているようで

2011年度の葬儀業界の総売上高は1兆3000億円を上回るとか!!(帝国データバンク調べ)

高齢化が進むと必然的に葬儀業界の売上が上がる一方で、葬儀の簡素化や異業種参入でお客さまに選んでいただくことが非常に難しくなっている今日このごろ

そんななか、こちら葬儀社のむさしの(埼玉・秩父)では1999年創業で6億5000万の年商。

この会社が力を入れているのは、葬儀が終わった“後”の心のケアサービス

継続的に遺族の心のケアをする無料サービス

「見守りサポート」

お一人になられた高齢の方への地域との交流を促す

「感動と感謝で地域をつなぐフラワーアレンジメント」

などなど、葬儀後10日ほどたつと社員が自宅を訪問し、会話を通じて遺された遺族の悲しみによりそうグリーフケア(悲嘆回復)サポートをしています。

葬儀を執り行う社員10人のうち半数がグリーフケアの民間資格を保有し、専門家によるケアを徹底しているところも支持されるひとつのようです。

四十九日法要が終わったあとには、社員が作成したニュースレターを隔月で届け

「気持ちが少しでも外に向くためのヒント」を発信し続けているのです。

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この会社は「遺族が生き生きとした暮らしを取り戻すまでが葬儀社の仕事」という明確な在り方を発信しているところが他の葬儀社と違うところのような気がします。

大切な家族が亡くなる前から、葬儀相談ができるサービスも増えてきましたが、亡くなったあとのフォローに力を入れているところはまだほとんどなかったはず。

自分の提供するサービスは、無意識のうちに、ここから、ここまで。

と「時間」を区切ってしまうものです。

ここから先は、もう私たちの仕事ではない。という思い込み。

その「時間」を少しずらすだけで、同業種とはっきりと差異化を出すことができるんだと思います。

れも、安易に時間をずらせばいいというのではなく、そこには、ゆるぎない「使命(ミッション)」があり、その在り方を大切にしているからこそ、このようなサービスやアイディアがどんどん生まれてくるんだと思います。

大事な人を亡くした悲しみに寄り添い、気持ちを外に向けてくれて気づけば、ひとりぼっちだった自分が再び地域に溶け込み、新しい暮らしを楽しめるようになる。

葬儀を通して、お客さまにどうなってほしいか。

その立ち位置が、先の未来にあるところは、顧客から長く愛されるビジネスができるんだと思います。

人を大事にできる仕事をする人は、結果的に、長期的に利用され、口コミも広がっていくんですよね。

独自性がなくて、埋もれてるなと感じたら

お客さまはどんな悩みや不安を持っているか。

お客さまがサービスを利用する「前後の時間」。

ここにフォーカスしていくと、独自ポジションは見えてきます^^

 

 きょうのブランドの種まき 

最近どんどん似たような職種がでてきた。

安くて大規模なところが参入してきた。

なんか埋もれてきたように想う。

そんなとき、

強みがないから、あれを取り入れよう。とか

もっと違うことをしなきゃ。とか

外側に向いているうちは、

いい方策なんて出てこないのかもしれない。

そんなときこそ、

今いるお客さまをよく見ること。

 

自分のサービスを利用する前後の時間、

お客さまは何をしているだろうか。

何に困っているだろうか。

何があったら嬉しいだろうか。

そういう視点を忘れないようにしよう。

2016-02-05 | Posted in BLOGComments Closed